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紅白で復活、絶賛された「封印歌謡曲」

かつて「美輪明宏」が、まだ「丸山明宏」を名乗っていた頃、

一人の知人が語ってくれたエピソードから名曲が生まれた。

丸山は一気に曲を書き上げる。

1965年、キングレコードから発売されたその曲は、当時大ヒットを記録する。

その曲こそ「ヨイトマケの唄」であった。

だが、「差別を助長する」という理由から「放送禁止曲入り」してしまう。

この「ヨイトマケ」とは建築工事現場で「地ならし」をする日雇い労働者のことである。

主におばさんたちが従事していた。

これが「差別語にあたる」として各放送局で「自主規制」された。

現在では、例えば「看護婦」を差別用語だと強弁するようなものだが、

そんな時代背景の犠牲になったとも云えるだろう。

では歌詞を思い出そう。これである。

♭父ちゃんのためなら エンヤコラ 母ちゃんのためならエンヤコラ もひとつおまけに エンヤコラ♭

幸運にも、この曲の封印は解かれて、2012年NHK紅白歌合戦でフルコーラスが披露された。

そこで絶賛されたのである。

「美輪明宏」国立音大付属高校を中退し、17歳にしてデビューした。


天性の美貌と独自のファッションで注目された。

また、生前の三島由紀夫と親交があったことは有名である。


古典落語は、「めくら」「つんぼ」など、規制されている言葉がやたらと多いことが知られている。

 
 
 

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