男が決意する時!・矢沢永吉の場合
- 高下 豊光
- 2020年9月10日
- 読了時間: 2分
信頼していた部下の背信で多額の借金---矢沢永吉の場合

高校を卒業したら、上京してオレはスーパースターになろう!
東京で一旗揚げるのだ。この広島では、仮に旗を上げてもなびかない。
だから東京に来た。この東京をオレの縄張りにする!
ここでロックで"落とし前を付ける"んだ。
このオレのロックで!
原爆投下前の矢沢の生家は決して貧乏では無かった。
だが、財産すべてを失ったのだった。矢沢永吉はアルバイトで学費を稼いで高校を卒業する。
ロック・アーチストとして富と名声を築いた矢沢に最大のピンチが襲った。
信じていた部下に裏切られたのだ。彼は40億円もの負債を抱えてしまう。
さすがに打ちのめされてしまった。「矢沢永吉は、もう終わった」と誰もが思った。
だが、一人だけ平気な顔で彼を励ました人物がいたのだ。
その人こそ、彼の妻であった。
『少しずつ返していきましょう。あなたならきっと全額返せるわよ』と、妻は云ったという。
それからの矢沢永吉は、精力を振り絞って全国ツアーに邁進した。
やがて--完済するのだ。
なお、借金とは関係はないが、矢沢永吉のマイクスタンドを蹴り上げるパフォーマンスが有名だ。
編集長の記憶違いかも知れないが、マイク・パフォーマンスを最初にステージに持ち込んだのは、同じく広島出身の「西城秀樹」だったと思う。
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