犯罪を幇助する死刑廃止論の憂鬱
- 高下 豊光
- 2020年10月14日
- 読了時間: 2分
死刑反対を叫ぶ似非ヒューマニスト、似非弁護士が大手を振っている。
彼らは、加害少年には、精神を病んでいるふりをするように忠告するという。

最近、世間をざわつかせた少年犯罪事件が「光市母子殺害事件」である。覚えていますか。
さらに、酒鬼薔薇事件を覚えていますか。
もう忘れ去られた事件には、宮崎勤事件があった。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人たちはいずれも少年だった。
とんでもない悪質な凶悪事件であったが、加害少年たちは、司法から厳重に守られていた。
気分が悪くなりそうな似非人権団体の主張には、呆れてものが言えない。
加害少年の人権を守れ、顔写真など報道するな、プライバシーを尊重せよ、などと声高に叫んでいる。
たとえば、イギリスの最近の例であるが、5歳の少年が赤ちゃんを誘拐して殺害した事件があった。その対応が日本とは全く違う。イギリスでは、加害少年を公表している。顔写真や名前を公にしたのだ。性犯罪の場合には、住所まで公開されている。
さらに、池田小学校襲撃事件を覚えていますか。児童が7人も犠牲になった。
犯人の宅間守は、少年ではないが、その後の報道を見て、彼は自裁願望に苛まれていたことが分かった。彼は、直後に取り押さえられたが、「もう少し、多くの児童を殺したかった」と悔しそうに言ったのだ。
これでも、死刑に反対ですか。いったいに彼らは、正しい人間だと云えるのだろうか。
彼らは、被害者側の悲哀や絶望さらには生涯続いていく怨恨など思いやりもしないのだ。
およそ人間としての心が歪んでいる。彼らはヒューマニストであろうはずがない。
彼らは、池袋暴走老人と同じ唾棄すべき人物である。
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