浅田真央を怒らせた?・初エッセイ出版禁止
- 高下 豊光
- 2020年9月18日
- 読了時間: 1分
浅田真央を怒らせた?
---初エッセイ出版禁止
2012年、この騒動をご記憶ですか?
発売禁止を要求したのは本人だと思われる。
何故だったのか。

それは、出版元の思惑にある。
折も折、彼女の母親が急死してしまったのだ。
出版元のポプラ社では、このエッセイ集に帯を付けることにした。
それは、『ママ、本当にありがとう』というものだった。
それは、まるで"母親の死"を強調して「売上増」を狙うかのようだ。
一般に日本人は、お涙頂戴には弱いものだ。
ところが、その思惑に気が付いてしまったのか、浅田真央本人が異議を唱えたのだ。
「母の死を利用するなんて許せない」と。
編集長の私は、たかが"著書の帯"ではないか、とその時には思っていた。
だが、彼女がすでに現役引退した今では、出版中止はやむを得なかったと考えている。
母親が急死したあと、出版社は、彼女の家族と十分な話し合いをしたのだろうか。
まったく無かったのではあるまいか。まして、浅田真央は、大きな大会出場を控えていたのだ。
騒動の影響は、競技に皆無だったとも言い難い。
でも、五輪で金メダルを取らせてあげたかったなァ。
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