津山三十人殺害事件を忠実に再現?「夜見の国から」
- 高下 豊光
- 2020年9月13日
- 読了時間: 1分
津山三十人殺害事件を忠実に再現
---「夜見の国から」は犯罪漫画の傑作
2012年別冊漫画ゴラクで連載
ネタ元は、津山事件である。

1938年、昭和初期に岡山県の村落(現在の津山市)で発生した大量殺人。
犯人は、なんと住民30人を鉈や斧で殺して回った。
犯人の「都井睦雄」は、幼い頃に肺を病み、それがもとで成人しても体調がすぐれなかった。
結果、兵役にも就けなかった。彼は、現在の津山市の閉鎖的な村で悶々と暮らしていた。
村人には白眼視され、いじめを受けたという。
しかも密かに恋心を寄せた女性からは相手にもされなかった。
彼は「みんな殺しちゃる」と、次第に内なる殺意を育てていくのだった。
大量殺人は、午後5時から始まり、家々を走り回っては鉈や斧を振り下ろしたのだ。
犯行時間は、1時間半ほどであった。殺害した村人30人のうち、なんと5人は16歳以下の子供だったという。
なお、津山事件は、横溝正史の小説『八つ墓村』、および西村望の小説『丑三つの村』のモチーフになった。
今でも観光客が、『八つ墓村』を教えて欲しい、と津山にある駅前の交番にやってくるそうだ。
残念ながら『八つ墓村』は存在しない。。
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