星条旗「イージー・ライダー」の夢を追ったロードムービー
- 高下 豊光
- 2020年12月5日
- 読了時間: 1分
2011年製作/109分/G/日本 配給:ゴー・シネマ、デジタルSKIPステーション

交通事故で下半身と左腕の自由を失った男が、仲間とともにアメリカ大陸を旅する姿を追ったドキュメンタリー。
26歳で交通事故に遭い右手しか動かなくなった男、CAPは、事故から20年、一日の大半をベッドで過ごす日々を送っていたが、部屋には星条旗や「イージー・ライダー」のポスターを飾り、あだ名の「CAP」もアメコミヒーロー「キャプテン・アメリカ」からとられたほど、アメリカに夢を抱いていた。
作家で自由人の高橋歩は、「一度でいいからアメリカに行って、ハーレーでR66を走りたい」というCAPの言葉をきっかけに、仲間たちやCAPの母親らも巻き込み、CAPをアメリカへと連れて行く。
年齢も立場もバラバラの11人が、アメリカ大陸4200キロ、10日間の旅の過程でさまざまな出会いや奇跡的な出来事を体験していく姿を追う。
俳優の小橋賢児が初監督を務めた。
日常の閉塞感に陥った人には、激しくおススメする。
この作品は、2011年第8回SKIPシテイ国際Dシネマ映画祭において、国際コンペティション部門の最高賞を受賞した。
交通事故に遭って障害者になってしまうことなど、誰の身にも起こり得る。
そして、この作品は否応なく非現実な世界を体験させてくれる。
アメリカの雄大な自然に希望を失くしたあなたの心を開放してみよう。
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