悪魔と戦った少女・実話「エミリー・ローズ」の衝撃
- 高下 豊光
- 2020年9月11日
- 読了時間: 2分
エミリー・ローズ
劇場公開日 2007年3月11日

19歳の大学生エミリーはある日、原因不明の痙攣と幻覚に襲われ、自分に何かがとりついていると確信する。
エミリーは、ムーア神父に悪魔ばらいを依頼する。
ところが、この儀式は失敗し、彼女は命を落とすのだ。
神父は、過失致死罪で起訴される。
本作は、1976年にドイツで発生した「アンネリーゼ・ミシェル保護責任者遺棄致死事件」を題材にした。
1952年生まれのアンネリーゼ・ミシェルは、顔立ち端正な明るい少女であったが、高校生のころから心身に異常をきたした。
そして、身体の硬直や深刻な痙攣、悪魔の幻影を見るようになった。
さらに小鳥の首を手でもぎ取って丸呑みしたり、自身の尿を飲んだり奇行が目立つようになったという。
彼女の両親は敬虔なクリスチャンで、娘の奇行や言動に驚き、悪魔憑依だと考えるようになる。
そして何度も教会に足を運び、娘の悪魔祓いを懇願するのだ。
その間、アンネリーゼ・ミシェルは、イエスを裏切ったユダやヒトラーなどの悪霊が自分に憑依したと主張した。
悪魔祓いから9ヶ月後1976年7月1日、彼女の衰弱はひどくなり、ついに息を引き取ったのだ。
死亡時の体重は、わずか31㎏であった。
1978年、両親と儀式を行った司祭二人が検察によって過失致死で訴えられる。
裁判では、4人に有罪判決が下された。
悪魔が憑依していたのか、アンネリーゼ・ミシェルが死亡した以上誰にも分からない。
見逃した人には激しくおススメ。。
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