悪女列伝・平成のモテ女木嶋佳苗
- 高下 豊光
- 2020年9月28日
- 読了時間: 2分
木嶋佳苗は相手選びの目利きが優れていたという。
彼女は、何が相手に安心感を与えることができるのかを研究していたようだ。

また、自分の外見的な欠点をカバーするべく自分磨きにも熱心であった。きちんとした服装や髪形を心がけ、常に身だしなみには気を遣っていた。
風貌に自信のない女性に陥りがちの、「どうせ私なんて」と卑屈になることは一切なかったようだ。
むしろ、相手男性を見下していたと言われており、その不遜な態度は、見方を変えれば自信があるようにも見えたはずである。
恋愛経験があまりない男性には、母性のような安心感を得たのではないだろうか。
木嶋佳苗の凄さは、自分の特技や長所を最大限生かそうとしたところにある。彼女の公判を聞いていて多くの人が口にした「信じられないくらいカワイイ声の持ち主」という点がある。見た目からは想像もつかない素敵な声を発する上に、言葉遣いや立ち居振る舞いも徹底的に勉強したものと思われる。さらに。美しい文字を書き、相手によって言葉を使い分けるなど、徹底して相手を気持ちよくさせる術を磨いたようだ。
また、週刊実話の記事によると、木嶋佳苗は驚くことに、自ら「名器」であるという告白をしているそうである。
ある程度トレーニングなどでなんとかなるとしても持って生まれた体質というか、才能というか、こればかりは何とも言えない。それを惜しげもなく公言しているのだ。
それを、実際に相手男性に対してアピールしていたため、男性には、「一度でいいから試してみたい」という気にさせる。「私は名器の持ち主なんです」と、誰が公言できるだろうか。
有名な料理学校を卒業した木嶋は、その料理の腕前も相当なものだったと言われている。
俗にいう「胃袋を掴む」ということである。その料理を今でも思い出しては食べたくなると語るのは、逮捕直前まで同居していた男性だ。
木嶋が目標にしていたのは年配ばかりである。これは、手料理がツボにハマる世代をあえて選んでいたのだと思われる。
これらを総合すると、木嶋佳苗に魅了されるにはそれなりの理由があったわけだが、恋を諦めている女性にとっては、朗報でもある。
少なくとも木嶋佳苗は百戦錬磨の恋の達人であり、よくも悪くも男をその気にさせるのがうまかったということなのだろう。
願わくは、死刑などにせず、婚活担当大臣に任命したいものだ。
少子化対策の一環として、渡部建にも紹介したい。
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