恥を忘れた戦後の日本人への憂鬱
- 高下 豊光
- 2020年10月19日
- 読了時間: 2分
占領国アメリカのGHQは、日本人に二度と武器を取らせないためにと教育改革を断行した。後に日本人愚民化計画の一環として行われていたことが明らかになった。

それが、戦前に学校で教えていた「修身」であった。児童たちに「恥」「恥じること」を学ばせていた。
GHQは、修身教育や神話教育を厳しく制限したのだ。
これは、すべて戦前の悪い教育で、天皇を崇拝し、戦争につながったとされていた。米国では、「菊と刀」に代表されるように実によく日本を研究していた。
確かに、そういう一面もあったのだろう。
終戦後、子供たちが教科書の"よくない個所"に墨を塗らされたという。
読者のみなさんは、歴史で学んだだろうか。これを補強していたのが「日本教職員連盟」=日教組である。
日教組は、率先して日本人から礼儀や天皇に対する敬意などを引きはがしていく。
「野党のみなさん、恥を知りなさい」と一喝したのは、三原じゅん子議員であった。
戦後の日本には恥を知らない文化が世の中の隅々にまで拡散している。
テレビをつければ食べてばかり。食欲や性欲、金銭欲ばかりである。
自決した三島由紀夫は、そのような戦後日本人に絶望していたという。
彼は、自衛隊に蹶起を促す演説を行ったあと、覚悟の切腹で作家人生を閉じた。
オペラ「お蝶夫人」の最後の自決の言葉をご存じだろうか。
「恥に生きながらえるより名誉に死ね」
この言葉をすべての官僚、国会議員、政治家に進呈したい。
日本人には、恥知らずだけになってしまったのだ。
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