幻冬舎重版決定「M愛すべき人がいて」
- 高下 豊光
- 2020年9月7日
- 読了時間: 2分
出版企画の大勝利---幻冬舎重版決定
「M 愛すべき人がいて」

久々に小説出版が活況を呈している。
歌姫「浜崎あゆみ」を取材して執筆された幻冬舎刊「M愛すべき人がいて」だ。
著者はノンフィクション作家「小松成美」である。
タイトルの「M」とは、音楽プロデューサー「松浦勝人」エイベックス会長を指す。
松浦氏の浜崎あゆみとの出会いから、交際発展、さらに彼女の作詞の秘密が赤裸々に語られる。
「詞を書いてみろよ」「思った通り書けばよい」
さらに松浦勝人は、浜崎あゆみに繰り返し云ったという。それが「俺を信じろ」であった。
編集長の私は、感動してしまった。一人の女性の生き方を彼は変えてしまったのだ。
それから彼女は、魅力ある歌詞を次々に生み出していく。
著書では、その魅惑的な歌詞は、浜崎あゆみの「松浦勝人」への愛の手紙だったことが明かされる。
この小説は、浜崎あゆみの過去の私生活の告白だけでない。
二人三脚で歌姫への階段を駆け上がっていく浜崎あゆみと松浦勝人が、その葛藤やお互いの存在によって人間的に何を得ていくかといった苦悩する部分も垣間見えるのだ。
決して薄っぺらな暴露本ではない。単なる恋愛話でもない。また、これは成功哲学の書としても読みごたえがある。
残念ながら編集長には、「自分の身を滅ぼすほどに、愛したことも愛されたこともない」
人生が二度あれば---と心から思うのだ。
まだ読んでいない人には激しくオススメする。
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