差別や偏見に打ち勝った黒人選手の挑戦
- 高下 豊光
- 2020年9月26日
- 読了時間: 2分
黒人選手の永久欠番
---MLBの誇り「ジャッキーロビンソン」の挑戦

監督:ブライアン・ヘルゲランド
主演:ハリソン・フォード
メジャーリーグ・ベースボール(MLB)史上初の黒人選手が、1947年にメジャーデビューした「ジャッキー・ロビンソン」だ。
彼は、そのプレーを通して差別や偏見に打ち勝ち、多くの人々に希望を与えたのだ。
作品は、彼の知られざる姿に迫る人間ドラマである。
1947年、ブルックリン・ドジャースのGM、ブランチ・リッキーは1人の選手と契約する。
今でこそ黒人や中米のアメリカ人が数多く活躍しているが、当時のメジャー・リーグでは有色人種排除の方針が打ち出されていたのだ。
その悪弊を断ち切って、新たな歴史を切り拓いた1人の野球選手が「ジャッキー・ロビンソン」である。

主人公がつけていた背番号「42」がその偉業にちなんで、メジャー・リーグ全球団共通の永久欠番となっているのだ。
さらに毎年4月15日には「ロビンソン・デー」として、全選手が欠番「42」をつけてプレーすることになっている。
映画の中では、名遊撃手ピー・ウィー・リースがジャッキーの肩に腕をかけ「俺は野球がしたい。それがすべてだ。全員が42番を着れば,違いはわからないからな」と語りかける。
「肌の色に白も黒もない」というリッキーだが、なぜ彼が黒人に門戸を開いたのか、やがてその真意が明らかになっていく。
黒人差別の時代にあって、命の危険にさらされることも少なくなかった状況の中で、たった一人の黒人選手としてプレーを続けることは、想像を絶するほど過酷なことだった。
映画では、そうした苦難の部分だけでなくフィールドで生き生きとプレーするジャッキーの表情も数多く描かれている。
「信念をもって、ひたむきに取り組めばきっと明日は良くなる」
本作には、成功の魔法が詰まっている。ぜひあなたも成功を手にしてほしい。
見逃した人には激しくおススメ。。
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