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夢をあきらめない・松崎しげるの挑戦

夢をあきらめない---「松崎しげる」の挑戦


彼は、中学、高校と野球漬けの日々を送っていた。夢はプロ野球選手になること。

だが、甲子園を目指すも怪我によって断念する。

そのために彼は、大好きだった音楽を目標にしたのだ。

ところが、食うに困る毎日が続くのだ。

周りの人が、次々に音楽シーンに飛び出していった。


たとえば、一緒にバンドを組んでいた仲間の一人は、「ガロ」を結成し、ビッグヒットを飛ばした。

さらに、当時松崎しげるのマネージャーをしていた「宇崎竜童」は、ダウンタウン・ブギウギバンドでブレイクした。

このときほど悔しい思いをしたことはなかったそうだ。

当時、CMのメロディソングを歌っていた松崎しげるは、相変わらず食えなかった。

友人で役者志望の「西田敏行」も同じように泣かず飛ばず。

二人で酒を飲みに行っては、愚痴をこぼしあっていた。

後に大ヒットを記録した「愛のメモリー」も、あちこちに持ち込んでみた。

どの会社でも「こんな曲調では--」と否定的なコメントばかりだった。

ところが、六本木の店で西田敏行と一緒に弾き語りをしていたとき、たまたまテレビ局のディレクターが来ていた。二人の面白さに彼は興味を持ったのだ。

そして番組出演にオファーすることに--

松崎しげると西田敏行の人生が一変することになる。

「愛のメモリー」はCMに採用され、爆発的なヒットを記録。

レコード大賞歌唱賞を受賞した。

人気歌手「松崎しげる」の誕生であった。

彼は回想する。

つらい時期、辞めたいと思うとき、いろんな時期がある。

でも、「あきらめない」、これが人生で一番大切だと思う。

 
 
 

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