地下鉄サリン事件を予言？封印された作品「MMR」

封印された作品「MMR」週刊少年マガジンの不幸

1990年に連載された「MMRマガジンミステリー調査班」

超常現象や都市伝説を解明していくという

日本版「Xファイル」を目指した意欲的な漫画だった。

「ノストラダムスの大予言」を扱いいっきにブレイクした。

ところが--

ここで松本サリン事件が発生する。

1995年の発売号にこの「松本サリン事件」を下敷きに、

近いうちに、”サリン”を使った大事件が起きる、と予言したのだ。

まだ松本サリン事件は捜査中であり、誰もオウム真理教との関連を疑ってはいなかった。

ところが、作品発表の２ヶ月後に、なんと「地下鉄サリン事件」が起きてしまったのだ。

関係者は驚愕した。スタッフの予言は荒唐無稽な妄想だったのだが、現実になってしまった。

さまざまな点を考慮して、作品のコミック化は見送られたのだ。。