人気映画監督・「伊丹十三」のリベンジ自殺
- 高下 豊光
- 2020年9月12日
- 読了時間: 1分
人気映画監督
---「伊丹十三」のリベンジ自殺

1997年12月20日、映画監督伊丹十三が港区のマンションから飛び降り自殺に及んだ。
自室には、自身の記事が載ったFLASHとそばに遺書が残された。
FLASHには、伊丹十三の不倫疑惑が載せられていた。そして遺書には、私は無実と云わんばかりに「死をもって証明する」と書かれていた。
だが、この”自殺”には疑問がある。まず、監督のエッセイや作品を見る限り、女性問題で深刻に悩んでいたとは考えにくい。
そして1992年公開の作品「ミンボーの女」に絡んで、自宅付近で刃物をもった男に襲われた。この時には、なんと3ヶ月の重傷を負っている。
さらに、そのあとの作品、1993年には「大病人」が公開され、右翼団体の構成員に劇場に乗り込まれ、スクリーンを破り裂かれる被害に会っている。
また伊丹十三は、次回作のために医療廃棄物の闇を取材していたのだ。
こうした経緯もあって、他殺の線をぬぐえなかった。また、ワープロで記された遺書にも疑問に感じた人が多かった。
もちろん、警察発表では、自殺と断定されている。
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