三越の女帝「竹久みち」への憂鬱
- 高下 豊光
- 2020年9月4日
- 読了時間: 1分
テレビ朝日系土曜ワイド劇場『家政婦は見た!』第24作「美貌の女帝とデパートの帝王、昼と夜二つの顔の秘密!愛されて…憎まれて、裏切られてなぜだ!?」(2006年3月4日放送)、同系の朝日放送製作『ザ・ハングマンII』の第23話「女帝と社長の色と欲 ニセ秘宝展をあばけ」(1982年11月19日放送)は、三越事件をモチーフにしている。
家政婦・秋子(市原悦子)が有名百貨店の内情を探る。秋子は、大手百貨店社長・花山(愛川欽也)の愛人・美津(賀来千香子)の家で働くことになった。そこで秋子は、花山の傲慢な経営に不満を持つ社員たちが、花山の不正を暴き、反乱を起こそうとしていることを知る。

こうして歴史のある名門百貨店は、一人の女性によって食い物にされていく。
裁判は、有罪となり服役する。そして出所後に病気になりあえなく死亡した。
金の亡者となった美貌のホステスが、名門三越の利権をどうやって手に入れたのか、また、普通の中年男がいかに弱い存在かを教えてくれる。
この事件は、バブル経済の象徴として大いに世間で話題となった。
Comentarios