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スーダラ節と親鸞聖人の教え

スーダラ節と親鸞聖人の教え---昭和を代表するコメディアンとは?

植木等の「スーダラ節」をご存じだろうか。


「わかっちゃいるけど、やめられない」

この歌詞を聞いて高度成長期を思い出すなら、あなたは還暦を超えている方なのでは?

パチンコ・競馬や飲酒・喫煙、さらに暴飲暴食など、「わかっちゃいるけど、やめられない」危険な誘惑は、世の中に五萬とある。

芸能人なら禁止薬物だろうか。いや浮気・不倫だろうか。

ところで植木等だが、本人はいたってまじめな人物であったそうな。


最初、このような不真面目な歌をうたってもよいものだろうか、

とずいぶんと悩んだらしい。

彼は、浄土真宗の住職を営む家庭で育ったのだ。真面目な彼は、受けても良いだろうかと父親に相談した。

父親は、「その歌は、親鸞聖人の教えに通じるものだ。歌いなさい」と云ったという。

ここに昭和のサラリーマンを励ます応援歌が世間に溢れることになる。

人間は、わかったつもりでも、なかなかやめることができないものだ。

最終的には、だれでも仏に任す以外にないのである。

「なるようにしかならない」という便利な云い方が日本にはある。

編集長は、こうも思うのだ。

「なるようにしかならない」ものであるが、なるようにするのは本人の努力なのではあるまいか。

 
 
 

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