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まさか?未来の日本・昆虫食の憂鬱

昆虫が夕ご飯に並ぶ日が遠くないという。人類にとって究極の伝統食材、それが昆虫である。世界の昆虫食の現状を知っておこう。


昆虫食が嫌いな人の心理や食料としての可能性、さらには食育までの、あらゆることを深く楽しく追究することにしよう。

子供の頃には身近でも、いざ大人になってしまうと、「えっ、今夜のおかずなの?」と思う人が多くなってしまう。しかし、よくよく考えてみれば、昆虫は人類が人類になる前から食べてきた究極の伝統食である。


日本でも、イナゴの佃煮やハチの子、ザザムシなどが地域によってはよく食べられているのだ。

世界を見渡せば、それこそ、日本では食べられていないタガメやゴキブリ!なども食されているという。そうした世界で食べられている昆虫の紹介のほか、「食材としての昆虫」の可能性を新たに追究する。例えば、味覚センサーにかけてみると、ハチの子はうなぎに、セミはナッツによく似ているという結果が実際に出ている。


さらには、どうやったら「おいしく食べられるか」といった、料理の研究にまで、一歩、踏み込んでいく。昆虫食は、新しい蛋白源として有望らしいのだ。

海洋蛋白資源がなくなっても、昆虫を飼育すれば餓死を防ぐことができる。国連食糧農業機関のワークショップでは、食糧難の到来を見据えて、昆虫食の研究が始められている。宇宙食の研究ではない家庭の食卓に及ぼす問題だ。今後の人口激増と天候不順によって、間違いなく食糧難の時代がやってくるのだ。そのためにも常日頃から昆虫食に慣れておきたい。

カミキリムシはクリーミーで、ふんわり甘く、ハチの子はウナギの味そっくりで、アブラゼミはナッツの味だ。昆虫をおいしく食べる”著者の追究はとどまることを知らない。


だが、昆虫食の研究はまだ始まったばかり。前人未到の食域に踏み込みつつ、昆虫食のスタンダードを探る。

うん、楽しみだ。ハチの子は、ウナギの味?それならウナギの養殖は不要になるかも。

 
 
 

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