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「馬鹿」が動かす非常事態--「バカ」で動かぬ財務省


安倍総理が"発出"?した非常事態宣言。


"発令"ではなく"発出"と宣言された。

聞きなれない日本語だ。この場合、発令を使うのが正しい日本語である。ではなぜ、こんな使い慣れない日本語を使うのか。

決して誤りではない。おそらく、東大出の官僚が作文したのだろう。

発令には、義務感を伴うニュアンスがある。それは、補償とセットということだ。

だが、脳天気な安倍総理には、この時、補償とセットとは、声に出せなかった。補償したくない財務省を忖度したからだと思える。

先日、近畿財務局の赤木氏が自殺し、その奥様が遺書を公開して、再調査を要求していた。

すでに当時の財務省関係者たちは、退官して天下りしている。改ざんを指示したさるお方も同様だ。

彼らは、コロナ禍の日本にあっても、収入が減るどころか、多額の退職金を手にしている。

改ざんのきっかけを作ったのが安倍総理の国会答弁である。そのことははっきりしている。


そもそも、この改ざん問題は、昭恵夫人の気ままな言動に端を発している。

昭恵夫人の頭の中は、一面お花畑らしい。制御が効かない。行動が自由過ぎる。

後で改ざんできないから、あえて発出とした。「発令」と違って、この「発出」には、責任が付属しないからである。

この答弁を作文した官僚は、少なくとも編集長の私より頭が良い。

小池都知事も安倍総理も、行動を自粛して欲しい、と「お願い」をしている。

そして、経済補償は、二転三転して、やっと決着をみた。

国民に所得制限なしで10万円支給するという。この案には大賛成だ。

聞けば、受け入れなければ公明党は自公連立から脱退する、と総理に詰め寄ったためであったという。

なるほど、今度ばかりは、その公明党を動かした創価学会を賞賛しよう。

ここで思い出されるのが、先の太平洋戦争末期に、行われた神風特攻隊だ。

青年たちを特攻機に乗せた上官たちは、「貴様らは、自分の遺志で特攻機に乗り込むのだ」と強調したという。

決して、命令したのではない、と彼らは言いつのった。

財務省は、「営業自粛は、国民の皆様が、国民の命を守るために、自らすすんでおやりになったもの」とでも?

だから、休業補償はしない、とでも?

政府は、「発令」してはいないのであるから。

若い特攻隊員は「死んで神」になった。

だから遺骨も親元に還らなかった。

 
 
 

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