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「ラストサムライ」に出演した”梨園のバカ息子”中村七之助

歌舞伎役者の「中村七之助」をご存知だろうか。

彼は、「ラストサムライ」に、明治天皇役で出演している。


2005年1月である。『泥酔してタクシーに無銭乗車し、駆けつけた警官に暴力を振るった』のだ。

彼は、その場で逮捕された。


父親の「中村勘九郎」は、悲痛の記者会見をおこなったのだ。

曰く『甘やかして育てたつもりはないが、あんな馬鹿とは思わなかった。。。』


歌舞伎界をどうして”梨園”と呼びならわすのだろうか。


ここに調べてみる。

400年の歴史を誇る歌舞伎は、約300人の歌舞伎役者によって支えられている。彼らは30ほどの家(一門)に分かれており、家柄と役者には明確な格付けがある。


歌舞伎座で主役を演じることができるのは、格上の役者だけ。だが、外の世界から見ると、その格付けは分かりにくい。江戸時代からの伝統・格式があるうえ、家同士の結婚や養子縁組によって血縁関係は入り乱れ、ややこしすぎるからだ。

ではまず、現在の歌舞伎界の格付けはどうなっているのだろうか?


「市川宗家」という言葉が、メディアではよく取り上げられる。市川海老蔵(39歳)が家長を務める「成田屋」のことであり、もっとも権威がある家だ。

前出の喜熨斗氏が言う。


「歌舞伎の世界には、芸の善し悪しを判断する絶対的な基準があるようでない。だから、結局、格付けをするときに使われる物差しは、その家が何年続いているかということ。

その点で市川團十郎の系譜である成田屋が一番格上ということになります。


江戸時代にお客を集め、そのお客に喜ばれるような芸を見せるというスタイルを最初に始めたのが、市川團十郎だと言われているのだ。                   

編集長は、まさか”離縁”が多いわけではあるまい、と感じていたのだが、離縁の方がより実態にちかいのではあるまいか。離縁なら「中村獅童」が有名だが。

 
 
 

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