80年代トップアイドルの失速・「浅香唯」を振り返る
- 高下 豊光
- 2020年9月10日
- 読了時間: 1分
編集長の私は、最近になって気が付いたのだが、
彼女は「本田美奈子」に雰囲気が似ている。

彼女が急角度で失速した理由は、よくある事務所移籍トラブルであった。
デビュー当初こそパットしなかったが、「スケバン刑事少女忍法帖伝奇」三代目麻宮サキに選ばれて大ブレイクする。
その後、レコードも大ヒットした。
CMオファーが増え、「ポスト松田聖子」と評されたのだ。
そこまで順風満帆であった。
トラブルは、彼女が写真集を発売してからだ。
写真集は、本名「川崎亜紀(浅香唯)」として刊行され、ヌードすらなかったのだが、3万部を超える売り上げを記録した。
所属事務所は、「浅香唯」の命名権を持ってはいなかった。
何故なら、「浅香唯」は、オーディションを実施した、漫画誌の連載漫画のヒロイン名だった。
ところが、事務所との契約更新を中断した直後の写真集発売だったので、この所属事務所から芸名使用について抗議を受けたのだ。
「浅香唯」は、独立を模索していた。だから契約更新を保留していたのだ。
だが、この騒動は彼女にとって大きな代償を伴ったといえる。
「ポスト松田聖子」は、こうして潰された。なんというタイミングの悪さであろうか。
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