鞆の浦・岡本亀太郎商店
- とよっチ
- 2020年8月16日
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江戸時代、中村家だけが製造・販売を許されていた保命酒。その伝統の技と味を今に伝える「ミツボシ」さん。明治に入って初代岡本亀太郎の代になると、以前の家業である清酒業から保命酒の醸造・販売業へと舵を切っていき、現在でも、その伝統的な製法を受け継ぐ職人たちが、手間ひまかけて保命酒作りに精を出しています。 本店の入口は明治初期に移築された福山城の長屋門で、その風格は貫禄十分。市の重要文化財にも指定されています。

もち米と米麹から米の滋味をたっぷりと取り出して、焼酎を加えて良質なみりんを作り、16種の薬味を職人が丹精込めて漬け込んだ伝統の薬味酒。鞆の浦を訪れたからには、ぜひとも味わっておきたい一品です。保命酒粕もあわせてご賞味あれ! ◇「ミツボシ保命酒」900ml/1500円 ◇720ml/1350円 ◇500ml/1000円 ◇300ml/750円
伝統に根ざした保命酒。しかし、伝統を重んじる中にも、確実に新陳代謝を繰り返しています。保命酒に紀州産南高梅を漬け込んだ「梅太郎」、杏の実を漬け込んだ「杏子姫」、高知の生姜エキスを入れた「生姜ノ助」など、次代の保命酒作りにも積極的です。

◇「梅太郎」「杏子姫」「生姜ノ助」300ml/1300円
正月用の買い出しに、いそいそと出かけてみたのは鞆の浦。
お目当ては、創業1855年の保命酒屋「岡本亀太郎本店」。醤油と味噌と、
福山特産・杏(あんず)を保命酒で漬けこみリキュールとした「杏子姫」を購入。
坂本龍馬ぜよ。嬉かことがあるぜよ。保命酒じゃきに。ほう、この酒じゃ。海援隊の仲間と、この備後の健康酒を酌み交わしたもんじゃよ。
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