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自転車考現学 その17

2015年に高知市の歩道で男子高校生(当時17)が自転車で警察官に衝突し死亡させた事故で、警察官の遺族が高校生だった男性に約1億1900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が高知地裁であり、西村修裁判長は「過失は重大」などとして男性に約9400万円の支払いを命じた。判決は4日付。

 

判決によると、男性は15年8月14日夜、高知市長浜蒔絵(まきえ)台1丁目の歩道を無灯火の状態で自転車を走らせ、警察官の職務質問の際に逃走した。近くにいた高知南署の男性巡査部長(当時25)が停止させようとしたが、そのまま衝突した。


巡査部長は転倒し、意識不明の重体となり、2カ月後にびまん性脳損傷などで死亡した。

 

男性側は「警察官が自転車の面前を横切ろうとしたのは全くの予想外」として過失相殺を主張した。だが西村裁判長は、徐行しなければならない歩道上を無灯火で時速44キロで走行していたと認め、「暴走と評価せざるを得ない」と指摘した。


高知地裁は17年10月、男性に重過失致死罪で禁錮3年保護観察付き執行猶予5年の判決を言い渡し、確定した。

最近では、相手を死に至らせた場合の損害賠償金は、自動車と変わらない高額となる事例が多く報告されている。そのため傷害保険は必須となる。

 
 
 

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