自転車考現学 その1
- とよっチ
- 2020年8月25日
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自分の足でペダルを踏むことによって車輪を回転させて走る乗り物。ふつうは二輪車。
19世紀にドイツ人のドライスが作った、地面を足で蹴って走る二輪車に始まるという。
自転車の起源に当たる乗り物、またその着想についてはこれまでも様々な説が浮上しては否定されてきた。現在ではドライジーネ (Draisine) が、実際に製作されたことが確認できる二輪自転車の祖先とされる。これは、1813年にドイツのカール・フォン・ドライスによって発明された木製の乗り物で、前輪の向きを変えることができるハンドルと、前後同じ直径の二つの車輪を備えていた。クランクやペダル、チェーンといった駆動装置はなく、足で直接地面を蹴って走るものであった。

この乗り物は間もなくデニス・ジョンソン(英語: Denis Johnson (inventor)) によってイギリスで改良され、ホビーホースなどと呼ばれた。1839年に、イギリスのマックミランによってペダル式の自転車が最初に考案された。
最近では、幼児向けのペダルのない自転車が、人気を博している。跨って地面を蹴って進むもので、身体のバランス感覚を養うのにもぴったりだという。それ以前は、幼児自転車に補助輪を付けて練習させていた。
ペダルなし自転車は、原点とも云えるもので、身体能力養成にも役に立つことが分かり、その効力が世間にも認知されるようになってきた。
蹴って前に進むのだが、幼児だとすぐに静止できないという欠点があるので、
よほど注意が必要だ。


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