福山・神勝寺禅と庭のミュージアム
- とよっチ
- 2020年8月16日
- 読了時間: 2分
広島・福山の山あいに2016年、禅の世界をアートや建築とともに味わう「神勝寺 禅と庭のミュージアム」がオープンしました。手入れの行き届いた庭園美と、新旧入り混じるハイセンスな建造群に国内外が注目!スペクタクルな禅の世界を体感してきました!
広島の観光と言って思い浮かぶのは、尾道、宮島、原爆ドーム、カープ観戦といったところ?今、新たに加えてほしい注目のスポットがあるんです!
それが、山陽新幹線も通るJR福山駅から車で30分ほどの場所にある、「神勝寺 禅と庭のミュージアム」。

元々、国際的な禅道場がある禅寺の「神勝寺」。その境内にあたる約7万坪という広大な敷地にアートスポットや食事処、茶室などの伽藍を配し、現代における新しい禅体験を楽しめる施設として、2016年9月にオープンしました。
手入れの行き届いた日本庭園が広がる境内には、移築された歴史あるお堂や現代の名建築家の作品など、新旧の建造物が点在。目に映る意匠すべて、ため息がでる美しさです。
滋賀の「大本山永源寺」から移築再建したという「含空院(がんくういん)」。中は、禅にちなむライブラリーや喫茶スペースになっている。
全長46m、大迫力の「洸庭」。想像以上の迫力です!これまでいろんなアート作品を見てきましたが、この巨大さと存在感は筆者的に最高値です。

洸庭は、彫刻家の名和晃平(なわこうへい)氏が率いるクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」が企画、設計。地面には岩が敷き詰められていて、その上に舟型の巨大パビリオンが立っています。建物の中は残念ながら撮影不可ですが、そこには言葉で言い表せない奥深いインスタレーションが待ち受けていました。SANDWICH|名和晃平と、ヴィジュアルデザインスタジオ「WOW」がコラボで手掛けた禅の世界観。一体どんな仕上がりになっているかは、皆さん、行ってからのお楽しみということで…。
ヒントは、1.漆黒の闇、2.何かが見えてくる。
壮大な外観と、繊細な映像。このギャップがすごすぎる…。

しばし放心するわたしに、山下さんが「コーヒーでも飲んで少し休憩しましょうね」と提案してくれました。
「お寺に入浴施設?と不思議に思うかもしれませんが、禅修行をするときは、まず浴室で汚れを落とすんですよ」と山下さん。入浴も修行の意味合いがあるのでしょうね。
10:00~16:00までの間は、一般の方も800円(タオル付き)で入浴できます(高校生以上の学生600円、小中学生400円、小学生未満は無料)。
内湯と外湯があり、まずは内湯から見学しました。
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