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福山・仙酔島塩工房

感謝の塩は、福山市鞆の浦の仙酔島で造られています。仙酔島への渡船はこの「平成いろは丸」。坂本龍馬ゆかりの地でもある仙酔島に、龍馬気分で渡ります(^^)鞆の浦渡船場から5分という近距離にありながら無人島であるこの島は、「仙人が酔うほど美しい」という事で仙酔島という名前になったそうです。近年はパワースポットとしても話題です。

仙酔島到着後、海を見ながら塩工房を目指します。

塩工房までは遊歩道を歩く事約10分。波の音が心地よい自然の中に感謝の塩を造る「塩工房」があります。

感謝の塩は、この塩工房で一人の職人によって造られる手造りの天然海水塩です。海水100%の本物の塩なので高血圧とは無関係とも言われ、人に必要なミネラルがたっぷりです。しかも汲み上げる海水にもこだわりがあります。ここ仙酔島がある海は瀬戸内海のちょうど真ん中に位置し、満潮と干潮の潮がぶつかりあう場所です。そうした自然のエネルギーが強い場所で、エネルギーの強い満潮時の海水のみを使用しています。

一般的な食塩は、海水を機械に通して塩分濃度を濃くしてから造られます。効率が上がり大量生産が可能ですが、どうしても塩辛さが強くなってピリピリする味になってしまいます。対してこの感謝の塩は、海水をじっくりと時間を掛けて煮詰める事で塩分濃度を濃くしているので、出来上がった塩はほのかな甘さが感じられます。時間も手間もかかる作業の為、1ヶ月に400キロしか生産できないのですが、この味を出すにはこの方法しか無いそうです。

この感謝の塩の造りは、満潮時に瀬戸内海の海水を400ℓ組み上げる事から始まります。そこからじっくり7時間煮込んで、濃度が濃くなった海水に約200ℓの海水を足し、さらに7時間かけて煮込んでいきます。こうして約3日間という時間をかけてひたすら煮込まないと、美味しい天然塩は生まれません。100%天然の海水を使っている為、煮込んでいくと不純物も出てきます。それを取り除く作業を職人による手作業で丸一日かけて丁寧に行われて完成します。

取材の日はちょうど煮詰め作業の初日でした。この海水が製品化されるまでの職人の苦労を思うと、ますます美味しく感じそうです。ちなみに職人さんのもう一つ大変な作業に、完成した塩を運ぶ作業があるそうです。島の遊歩道は段差もあり荷物が運べない為、完成した塩は全て山側のルートから運ぶそうです。月400キロの塩を山運びするという、この努力も感謝の塩の美味しさの秘密なのかもしれません。


早速お刺身を醤油に付けて食べようとしているとスタッフから一言。「ウチの刺身は是非、感謝の塩で」と教えて頂きました。試してみると、塩の優しい辛さと旨味が魚の旨味と混ざり合って絶品です。感謝の塩はここ瀬戸内海から生まれた塩なので、海の幸との相性は抜群です。

 龍馬じゃよ。仙酔島は、ええ景色じゃなあ。保命酒もうまいぜよ。

 
 
 

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