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愛媛・道後温泉

道後温泉は、四国・愛媛県松山市に湧出する温泉である。日本三古湯の一つといわれる。 その存在は古代から知られ、万葉集巻一にも見える。なおかつてはこの周辺が温泉郡と呼ばれていたが、これはこの温泉にちなむ地名である。 夏目漱石の小説『坊つちやん』にも描かれ、愛媛県の代表的な観光地となっている。


道後温泉の発見には興味深い伝説も残っている。あるとき足に傷を負った白鷺が岩間から噴き出す温泉を見つけ、毎日その中に足を浸していたところ、傷が癒えて元気に飛び去った。それを見た人々が真似をして湯治に利用するようになったのだという。年月を経て、道後の街には近代的なホテル・旅館や活気ある商店街が現れ、多くの観光客が訪れる温泉地となった。


駅や空港、港からも近く、交通の利便性もあるのだろうが、何よりもその長い歴史と、「道後温泉本館」や「坊ちゃん列車」などノスタルジーを覚える街の姿が人々を引き寄せるのだろう。


我が国最古の温泉の一つとして知られる道後温泉は、なんと3000年もの長い歴史を誇る。いくつもの書物に登場し、古代は伊予の湯・熟田津の湯と呼ばれていた。“道後”の名が生まれたのは、大化の改新(645年)以降だとか。


1895(明治28)年、松山市の旧制松山中学に英語教師として赴任した夏目漱石。当時はまだ新築で木の香り漂う道後温泉本館に、友人の正岡子規や高浜虚子と連れ立って来ていたそう。彼は毎日のようにここに通い、代表作『坊っちゃん』の中では“住田の温泉”として登場させている。坊っちゃんと同じく、湯上がりのお茶までゆっくり堪能したい。

日本三古湯のひとつと言われている四国・愛媛県松山市の「道後温泉」。夏目漱石の小説「坊ちゃん」や、宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の舞台となり、愛媛県を代表する観光スポットとして有名です。今回は道後温泉の入り方や楽しみ方、魅力を紹介します。道後温泉本館の前から、連なる商店街「道後ハイカラ通り」にも注目です。


 
 
 

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