広島・福山うずみ物語 その1
- とよっチ
- 2020年8月31日
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「うずみ」の由来は諸説ありますが、江戸時代の倹約政治により,ぜいたくが禁止されたことから,具をご飯の下に埋(うず)めて食べたことが始まりといわれる福山の郷土料理。

そのため見た目は何の変哲もないご飯のように見える。福山市以外でも島根の石見地方の「うずめ飯」や岡山の「備前ばら寿司」がある。埋めて隠す食文化は、現在まで伝承されています。
福山市では、昭和40年代までは、主に秋の収穫を祝う料理として、各所で食べられてきましたが、食生活の多様化に伴い、あまり食べられなくなっていました。しかし、学校給食での米飯導入に伴い、1990年(平成2年)から郷土料理「うずみ」の歴史の学習とともに小学校児童への提供が始まり、現在でも秋の給食メニューとして提供されています。
もともとは,瀬戸内海産のいりこだしで煮含めた豆腐,里芋,シイタケなどを埋めたシンプルなものでしたが,今では,和・洋・中そしてスイーツなどバリエーションも豊富です。
ぜひ関心をもっていただき、郷土料理をいっそう愛でていただきたい。
一見するとただの白いご飯である。ところが、箸を入れてみると、ご飯の下からエビやマッタケ、サトイモなど季節の具が埋めてある。"うずみ"の語源となったのが、この埋めて食べるという方言だったとされる。
福山市地域資源の鯛を使った「福山鯛うずみ」。福山の海の幸、山の幸を福山のお米で埋めた、栄養バランスのとれた本物志向のスローフード。「地産地消」の料理です。鞆の浦名産の小海老や保命酒を用い、だし汁にも福山らしさを凝縮しました。読んだだけでおいしそう。
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