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広島・厳島神社、能舞台

永禄4年(1561年)に大鳥居を再建した毛利元就(もうりもとなり)は、永禄11年(1568年)、観世太夫を招き、仮の能舞台を海中に設けて、能を奉納しています。現存する能舞台は江戸時代前期に広島藩主・浅野綱長が改築したもの。

台風により倒壊しましたが、往時のままに復元され、国の重要文化財に指定。西回廊から見学します。


常設の能舞台は、江戸時代の初め、慶長10年(1605年)、安芸広島と備後鞆49万8000石の大名となった福島正則が建築しています。


福島正則が建てた能舞台は、周囲の松を伐採しての急造のものだったため、延宝8年(1680年)、広島藩主・浅野綱長が改築しています。


厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県廿日市宮島町にある神社で、1996年(平成8年)、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。また、厳島は、安芸の宮島と呼ばれ日本三景の1つに数えられています。創建は、593年(推古天皇元年)で、当時の豪族の佐伯鞍職(さえきくらもと)が任を受けて、携わったとされていて、1168年(仁安3年)に、平清盛によって現在の海上に立つ社殿が造営されたといわれています。

能舞台 (のうぶたい)は、1568年(永禄11年)に、毛利氏が、観世太夫を招き、仮の能舞台を海中に設けさせ、能を奉納したのが始まりで、現在の建物は、1680年(延宝8年)に広島藩主浅野綱長により改修されたものだそうです。


日本で唯一海中に建てられた能舞台で、切り妻造りで、笛柱が独立しています。海中にあるため、通常床下に余分な共鳴を吸収するために置かれている甕(かめ)がありません。

代わりに、床下の根太が三角形で、その上に床板を張り、大きく響くように工夫されているそうです。1991年(平成3年)の台風19号で倒壊しましたが、古材を使用し、1994年(平成6年)に再建されました。

例年、4月16日から3日間『桃花祭神能』が奉納されています。

 
 
 

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