広島・原爆ドーム
- とよっチ
- 2020年8月27日
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原爆ドーム(げんばくドーム、英: Atomic Bomb Dome)の名で知られる広島平和記念碑(ひろしまへいわきねんひ、英: Hiroshima Peace Memorial)は、1945年(昭和20年)8月6日8時15分日本の広島市に投下された原子爆弾の悲惨さを今に伝える記念碑(被爆建造物)である。もともとは広島県のさまざまな物産を展示するための広島県物産陳列館として開館され、原爆投下当時は広島県産業奨励館と呼ばれていた。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されており、「二度と同じような悲劇が起こらないように」と戒めや願いをこめて、特に負の世界遺産と呼ばれている。

1915年(大正4年)4月5日に竣工、同年8月5日に開館した。設計はチェコ人の建築家、ヤン・レッツェル。工事の施工を椋田組が請け負った。ドームの先端までの高さは約25メートルあり、ネオ・バロック的な骨格にゼツェシオン風の細部装飾を持つ混成様式の建物であった。レッツェルの起用は、当時の寺田祐之県知事によるものであり、寺田は前職の宮城県知事時代、レッツェルの設計した松島パークホテルを見て彼に物産陳列館の設計を任せることを決めたといわれる。
もともとこの建物は広島県産業奨励館で広島県の特産品の展示や催し物が開かれていたところである。
元安川に沿って南の方向に進むと近距離から原爆ドームを見ることができる。左の写真は西南側から見た「原爆ドーム」である。無残に破壊された壁面から原爆の持つ恐ろしい破壊力を十分に推測することが出来る。
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