広島・三段狭
- とよっチ
- 2020年8月20日
- 読了時間: 2分
広島に『桂林』あり。古の山水画の世界観漂う変化に富んだ峡内に「2つの人力渡し舟」があります。自然音に包まれる渡し舟からの景色、先人が手掘りで残した約16kmに及ぶ道程からは、西日本有数の「峡谷凝縮美」が楽しめます。

平成27年2月に発刊されたフランスの権威ある旅行専門誌「ブルーガイド」で「三段峡」が世界遺産の宮島や原爆ドームに続き、最高格付け『三ツ星』を獲得しました。 西日本有数の秘境として知られる広島県安芸太田(あきおおた)町の「三段峡(さんだんきょう)」。国の特別名勝にも指定され、穏やかな清流とダイナミックな景観が愉しめる全長約16kmの大渓谷です。今回はたくさんの見どころの中から比較的手軽で、しかも王道と言われる「黒淵(くろぶち)」コースを歩いてきました。五感が心地よく刺激されるので、癒やしを求めている人は必見ですよ!峡内を散策されるときには以下の点に十分注意して下さい。三段峡は広島市の中心部から北西に車で約1時間。島根県との県境付近にあり、西中国山地国定公園内に位置する県内有数の景勝地です。入口は正面口のほか、車で45分ほど離れた場所に「水梨(みずなし)口」もありますが、今回はオーソドックスに正面口からのスタート。正面口は場所も分かりやすいので、初めて訪れる人にもおすすめです。
かつて、正面口は広島市安佐北(あさきた)区にある可部(かべ)駅とJR可部線によって結ばれていましたが、この区間は残念ながら2003年に廃線となりました。マイカー以外のアクセスは、広島バスセンター(広島市中区)から三段峡行きの高速バス(約1時間15分)を利用します。さて、三段峡について一言で簡単に説明すると「大自然が残る変化に富んだ渓谷」。全長は約16kmもあり、すべてを歩こうと思ったら5時間以上はかかる大渓谷です。
2015年にはフランスの旅行専門誌「ブルーガイド」で最高格付の三ツ星を獲得しています。広島県内に限れば、世界遺産の「宮島」や「原爆ドーム」と並ぶトップ3の世界的観光地です。
三段峡がある安芸太田町では、豊かな自然を資源に「森林セラピー®の町」として魅力を発信しています。そこでガイドとしても活動する小林さんは、町内の自然を知り尽くす生き字引のような人。今回は、そんな心強い助っ人に三段峡を案内してもらいます。
なお、安芸太田町で実施している「森林セラピー®ツアー」(有料/要予約)は小グループが主な対象ですが、希望すれば1人からでも対応可能。三段峡以外でも町内の各地で実施していますよ。
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