岡山・犬島アートプロジェクト
- とよっチ
- 2020年9月2日
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構想の末2008年に“精錬所”と呼ばれる施設が開館し、建築、現代アート、近代化産業遺産の銅精錬所(犬島精錬所)跡地を一般公開している。また施設にはカフェやミュージアムショップが併設されている。鑑賞料は有料(2,060円)。島へは船を利用して来島する。
深刻化する過疎地対策としても注目されています。

瀬戸内海に浮かぶ犬島は現代アートの島として有名。明治時代の銅製錬所の遺構を保存・再生した施設や、著名な建築家が創り出した自然と調和したアートな空間など、見どころがたくさんあります。アートスポットの詳細情報のほかにも、島での楽しみ方やアクセス方法など役立つ情報を紹介します。
犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦を残し、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用した環境にやさしい建築となっています。日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品を展示。日本の産業発展の過程で革新的役割を果たした遺構として「近代化産業遺産群33」に認定されています。
犬島の集落には「日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように」との願いを込めて、企画展示を目的としたギャラリーと作品が公開されています。集落に点在するギャラリーは、かつて建っていた民家の瓦屋根や古材、透明なアクリル、周囲の風景を映し出すアルミなど多様な素材でつくられています。
のどかな雰囲気の島内を散策すると素敵な風景に出会えます。「スケッチ」を呼ばれる瀬戸内海を望むように配された20個の石の椅子、「犬島の島犬」として知られる巨大な犬のアート作品など、思わず写真を撮りたくなるスポットが点在しています。古民家風カフェで海を見ながら味わう「犬島チキンカレー」が人気です。
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