尾道・碁聖本因坊秀策記念館
- とよっチ
- 2020年9月13日
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碁聖本因坊秀策は、1850年頃に活躍した人で、御城碁では敗れたことがなく、人々は古無双と称し、本因坊道策と共に、二大碁聖と呼ばれています。

生家跡の秀策記念館には、江戸から父母に送った手紙、署名入りの碁盤など、数多くの遺品が保存されています。
住所:広島県尾道市因島外浦町121-1
電話:0845-24-3715
開館時間:10時~17時(入館16時30分まで)
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
および12月28日~翌年1月3日まで
漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に1999年~2003年にかけて連載された「ヒカルの碁」。これにより囲碁をはじめる子供たちが増加しました。
ヒカルの碁に登場する江戸時代最強の碁打ち「本因坊秀策」が生まれたのが広島県因島です。作品内でも主人公が訪れており、『ヒカルの碁』ファン、囲碁ファンの中では聖地となっています。
本因坊秀策は因島(現在の広島県尾道市)に江戸時代の後半(幕末の少し前)に生まれました。江戸へ出て囲碁修行をし、将軍の前で腕前を披露した人物です。御前試合では19戦無敗と最強を誇ったと言います。
漫画ヒカルの碁では、この秀策に平安時代の碁打ちの霊が取り憑いたことにより、秀策は最強となり(その霊が最強の碁打ちという設定)、その霊が今度は主人公に取り憑いたというものです。
記念館では囲碁入門講座も行っており、囲碁がはじめての方にも楽しめるようになっています。記念館の敷地内には秀策の生家が復元されています。
部屋の真ん中には碁盤が置かれており、囲碁ファンの興味をそそります。
他にも幼い頃、父親に叱られて閉じ込められた押入れも。この押入の中にあった碁盤に興味をもって囲碁をはじめたという言い伝えがあります。
記念館のとなりには「石切神社」があります。ここは以前、秀策の生家があった場所です。まだ生家があるときは、書簡や資料などはここに展示、保管されていましたが、記念館ができるとそちらに全て移りました。
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