尾道・大林宣彦監督三部作
- とよっチ
- 2020年8月18日
- 読了時間: 2分
1.転校生 尾道を舞台にした青春映画の記念碑。
尾道の中学校に転校してきた一美(小林聡美)は、幼なじみの一夫(尾美としのり)と再会。しかしその直後、ふたりは神社の階段から転げ落ち、そのはずみで心と身体が入れ替わってしまう…。大林宣彦監督が故郷・尾道でオールロケを敢行して完成させたジュヴナイル・ファンタジーだ。ふたりが入れ替わるまでをモノクロで、入れ替わってからはカラーで描き分け、また8ミリ映像も効果的に挿入しながら、古き良き町・尾道を魅力的に活写した。

2.時をかける少女 この作品は、SF作家・筒井康隆の小説を、大林宣彦が映画化したファンタジー。
ある土曜日の放課後、実験室で不思議なラベンダーの香りをかいで失神した、高校生の芳山和子。その日から、奇妙なタイムスリップ現象に襲われていく。
角川映画の秘蔵っ子、原田知世の記念すべき初主演映画として、今も語り継がれている名作SF作品である。
原田をはじめとする若者たちの初々しい演技が、さまざまなトリック映像と巧みにマッチし、思春期の清純な気持ちを映しだす。まさに大林マジックの真骨頂ともいえる。
3.さびしんぼう
高校生のヒロキは、ひそかに思いを寄せる美少女に「さびしんぼう」と名づけ、いつも遠くから眺めていた。そんな彼のもとに、ある日突然「さびしんぼう」と名のるピエロ姿の少女が現れ、次々と騒動をまき起こしていく。
主演は冨田靖子、相手役には尾美としのりを起用。藤田弓子、樹木希林、小林稔侍らが脇を固めている。
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