尾道・坂の道さんぽ
- とよっチ
- 2020年8月22日
- 読了時間: 3分

広島観光の第二都市である尾道。瀬戸内海の愛媛県今治市へと連なる島を繋ぐしまなみ海道の発着地でもあります。”坂の街””猫の街”として知られています。 近年は民家のリノベーションプロジェクトなどが活発に行われて古民家ゲストハウスや隠れ家カフェなども誕生し、観光客も増加しています。
尾道は港町でありながら、山あいに囲まれた”坂の街”。急な坂沿いに多くの民家が軒を連ねるなかにこぢんまりとしたカフェやパン屋さんなどが見つかるのが何とも好奇心をくすぐる街なのです。坂道を登って行くと瀬戸内海に広がる島々を一望できるのもポイントです。
坂や細い道が多いことで車があまり乗り入れないなどの理由でたくさんの猫が棲みついたといわれています。実際に、街をぷらぷらと歩いている猫たちに出会えます。

空前のラーメンブームに乗って、尾道で食べられていた豚骨の背脂たっぷりで海鮮系のダシが効いたラーメンが「尾道ラーメン」として観光ポイントのひとつとなっています。
尾道観光で欠かせないスポットといえば坂の上の「千光寺」。朱色に塗られた本堂は珍しく、文化的価値も認められています。本堂から見える尾道水道と瀬戸内海の風景には定評があり、多くの人がこの景色を求めてやってきます。
千光寺へは坂を登って行くこともできますがロープウェイも利用可能です。約3分ほどで千光寺公園に到着します。ここから千光寺や文学のこみち、猫の細道へのアクセスできます。このように、まずロープウェイで上まで登ってしまってから坂を下りながら観光するのがおすすめです。ロープウェイは大人片道320円。
切り立つ崖のような場所には大きな岩が沢山。その岩を鎖を頼りに登る修行があるといいます。もちろん参拝者も体験することができます。くさり山を登り切った先の景色もさぞかし美しいことでしょう。
映画「時をかける少女」の撮影地ともなった「艮神社(うしとら)」はロープウェイを降りてすぐの場所です。歴史を物語るような大木に急な石段が映画のシチュエーションを思わせます。細くて急な坂道のひとつに「猫の細道」と呼ばれる路地があります。こちらは日中でもあまり日が差し込まないこともあってか苔が多かったり、”裏道”感の漂う神妙な細い道です。文学界で”こみち”の重要性は高く、日本各地に文学にゆかりのある路がありますね。
尾道の「文学のこみち」も、作家たちが愛した尾道の風景から紡がれた言葉が無数の石に刻まれています。「おのみち文学の館」は、4つの文学にまつわる史跡群を指しています。「文学記念室」、「中村憲吉旧居」、「志賀直哉旧居」と「尾道市文学公園」からなります。

ます。細い路地を抜けた先にひっそりと佇む隠れ家カフェが急増中。尾道観光はとにかく坂を降りたり階段を登ったりと沢山歩きます。そんなときにホッと一息いれられるような空間で休憩をとってみましょう。
近年はリノベーション文化の浸透により、空き家になっていた民家などを改装して、落ち着きのある空間を作り出しているカフェやゲストハウスが増えています。
商店街にも落ち着けるカフェは数多くありますが、少し歩いた路地の裏や、住宅街の中にあるお店も多いので見つけづらいのが特徴。事前に調べてから行きましょう。
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