top of page

尾道・千光寺新道

石段の先に瀬戸内海のをのぞむ素晴らしい景観は、観光用ポスターのロケ地などにも使われるほど。千光寺新道の途中の路地を入ったところには、国語の教科書にも登場する小説『暗夜行路』の作家・志賀直哉氏の旧居があり、実際に『暗夜行路』の草稿を執筆した部屋が当時のまま残されています。


のんびりして懐かしい独特の雰囲気を漂わせる参道ルートをご紹介します。急な斜面に入り組んだ路地や階段。古い寺社や民家、ユニークなお店も密集した見どころいっぱいの「坂の町・尾道」を楽しみましょう。JR尾道駅から国道2号を線路沿いに歩いて10分。線路の下をくぐると現れる石段が「千光寺新道」の入口です。


新道と言っても、そこはレトロ感たっぷりの尾道。一部は石畳になっていて、観光ポスターや映画のロケにも使われたことがある尾道の景観を代表する坂道です。「千光寺新道」は観光ポスターにも採用された「坂の街、尾道」の代表的な景観です。

振り返れば古い民家と石垣の間から瀬戸内海の「尾道水道」を望むことができます。「暗夜行路」などの作品で知られる志賀直哉もここで暮らしたことがあり、この景色を眺めながら坂を歩いて、作品の情景描写に反映させていたに違いありません。


また、「志賀直哉旧居」があり、敷地内には文学公園が整備されています。

場所は、新道の途中の路地を入ったところにあります。ここは志賀直哉が1912年から約1年を過ごした場所で、ほぼ当時のまま保存して公開されています。代表作「暗夜行路」にある「前の島に造船所がある。そこで朝からカーンカーンと金槌を響かせている」という一節は、きっとこの家で見聞したものでしょう。


「志賀直哉旧居」から新道に戻り、少し歩くと「文学記念室」があります。ここには尾道と縁のある数多くの作家の愛用品や書簡、直筆原稿などが展示され、代表作「放浪記」で知られる林芙美子の東京での書斎も再現されています。


立寄った2つの施設以外にも「中村憲吉旧居」と「尾道市文学公園」があり、これらの4施設は「おのみち文学の館」として文学好きには見逃せないスポット。入館は共通券で300円(税込)です。


 
 
 

Comments


記事: Blog2_Post

090-4746-8717

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

©2020 by 合同会社アーリーバード。Wix.com で作成されました。

bottom of page