尾道みなと祭・歴史からの誘惑
- とよっチ

- 2020年8月10日
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寛保元年(1741年)、住吉浜を改修し港町・尾道繁栄の礎を築いた町奉行 平山角左衛門の功績を称え、昭和10年(1935年)から始まった。戦争のため昭和13年(1953年)から中止を余儀なくされ、戦後の昭和22年(1947年)に復活。当時は千光寺公園の花見シーズンとともに4月初旬に開催されていたが、降雨などの天候不良のため昭和53年(1978年)からは5月初旬のゴールデンウィークでの開催となった。しかし、広島市のフラワーフェスティバルと開催が重なることから、現在の4月の第4土曜日・日曜日での2日間開催となった。

「あなたのまつり、わたしのまつり」をキャッチフレーズに、みなと尾道の発展を願って始まった尾道みなと祭は、昭和10年に始まった尾道市最大の祭である。呉の港まつり、広島のフラワーフェスティバルの先達であるこの祭も、戦時中は一時中断の憂き目に遭うなど、時代の流れとともに栄枯盛衰は免れなかったが、戦前から今に続く伝統を誇る祭として、全国的にも貴重な存在でありつづけている。例年、4月第4土曜日、日曜日に開催されるこの祭は、平成14年(2002年)に開催された第59回の祭を機に、「見る祭」から「参加する祭」へとそのスタイルを大きく変革した。とりわけ「ええじゃんSANSA・がり」創作踊りコンテストは、従前にも増して市民参加型の祭として大きな牽引力を発揮している。尾道みなと祭のルーツでもある伝統の三味線楽曲「正調尾道三下がり」をベースに、軽快で乗りのいい現代風のリズムにアレンジされた「ええじゃんSANSA・がり」は、みなと祭のイメージを一層華やかなものとし、今やみなと祭の核として市内外から多くの参加者達が踊りを競い合う。

また、期間中は、歴史ある商店街での踊りパレードを筆頭に、姉妹都市・今治市の郷土芸能、尾道水道での体験航海、おのみち音楽祭など、観客のニーズに応える多様な行事が催され、市民行事としての定着を図っている。
■会場 JR尾道駅前(ベル・ポール広場)・本通り商店街・海岸通りほか
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