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少年たちの宝探し映画・「瀬戸内海賊物語」

かつて実在した瀬戸内の海賊「村上水軍」の子孫にあたる子どもたちが、島の危機を救うため、伝説の財宝を探すアドベンチャー。



戦国時代最強と言われる海賊大将軍の村上武吉の血を引く楓は、12歳の誕生日に瀬戸内の島の自宅の蔵で1本の横笛を発見する。


それは村上家に代々伝わる村上水軍の埋蔵金を示す手がかりだった。同じ頃、島民にとって生命線ともいえる島と本土を結ぶフェリーが路線廃止の危機へと追い込まれていることを知り、島を救うために仲間とともに埋蔵金探しをすることを決意する。


愛媛県出身の新鋭・大森研一監督が、2011年の「瀬戸内国際こども映画祭」でエンジェルロード脚本賞を受賞したオリジナル脚本を自ら映画化した。

瀬戸内海に囲まれた小さな島で暮らす少女・村上楓は、戦国時代に瀬戸内一帯を支配した海賊・村上武吉の末裔だった。楓は、同級生の麻田冬樹と二階堂学の三人で、先祖の残した財宝を探して島中を巡っていた。楓たちが暮らす島では、島と本土を結ぶフェリーが老朽化のため路線廃止の話が持ち上がっていた。

路線が廃止されてしまうと、醤油屋を営む楓の家や本土に作物を配送して生計を立てている島民の生活が成り立たなくなり、島に住めなくなってしまう。楓はこれからも島で暮らすため、先祖の財宝を見つけて、フェリーの修理をしてもらおうと考えていた。


楓は、家の倉で見つけた財宝の地図の解析を担任の宇治原清秀に頼み財宝探しを進めるが、同級生の宮本愛子には「バカバカしい」と呆れられてしまう。

そんな楓の姿を見た祖母の絹子は、「村上本家の屋敷に行けば、財宝の手掛かりがあるかも知れない」と言い、三人を連れて本家の屋敷に誘った。喜ぶ楓だったが、それに対し父親の達也は「財宝なんかあるはずない」と冷たく言い放った。


達也の言葉に意気消沈していた楓は、本家の屋敷の倉で先祖・武吉の幻に出会い「迷わず進め」と言葉をかけられ、財宝の手掛かりとなる「初陣の笛」を見つけた。

島に戻った楓たちを出迎えた宇治原は解析した地図を渡すが、「フェリーの廃止は避けられそうにない」と伝えた。その言葉を聞いて財宝探しを諦めようとする冬樹と学と言い合いになった楓は、一人でフェリー問題の住民説明会が開かれている公民館に乗り込み、フェリー会社の佃社長と町長に廃止を撤回してくれるように直談判するが、相手にされず追い出されてしまう。

そのことを親から聞かされた冬樹と学は楓と仲直りし、再び財宝探しを始めることになった。

2014年製作/日本 配給:松竹

瀬戸内旅行を計画中のそこの彼女、その前にこの映画を観ておきたい。

 
 
 

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