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倉敷・児島虎次郎記念館

倉敷市本町の倉敷アイビースクエア内にある大原美術館の別館・児島虎次郎記念館が今年いっぱいで閉館されることが、美術館関係者への取材で分かった。所蔵品は調査後、同美術館が2020年までの開館を目指す仮称「古代エジプト・西アジア館」(同)に移す方向で検討している。記念館は家主の同スクエアに返還されるという。


レンガ壁の記念館は、繊維大手「クラボウ」(本社・大阪市)の工場跡にあった倉庫を改装した「倉紡記念館」の一部を借りて1972年にオープン。

大原美術館創設者の実業家、大原孫三郎の依頼で渡欧し、美術品を収集して美術館コレクションの基礎を築いた洋画家、児島虎次郎の作品を中心に、世界的にも貴重なイスラム陶器片など、虎次郎が海外で集めた古代エジプトや西アジア関係の文化財を紹介する。


大原美術館は想像以上の広さと広範囲なコレクションであったが、倉敷アイビースクエア内の「児島虎次郎記念館」内の「オリエント室」にも驚いた。


倉敷アイビースクエアは1889年(明治22年)に建設された倉敷紡績創業の旧工場で、1973年(昭和48年)に改修され、観光施設として再生された。

児島虎次郎記念館はその一部で、大原美術館の共通券で入場できる。


児島虎次郎(1881年– 1929年)は、1902年(明治35年)東京美術学校(現在の東京芸術大学)西洋画科選科に入学。

倉敷の実業家大原家の奨学生となる。のち、大原家当主となった1歳年上の大原孫三郎とは生涯親交を持ち、経済的援助を受け続けた。


かねてよりわが国には本格的な西洋絵画のコレクションや美術館がなく、西洋画を学ぶ人たちにとって極めて不便な状況であることを残念に思っていた児島は、その収集を孫三郎に進言する。


その結果、自身の留学と絵画買い付けのため数度ヨーロッパに渡りモネ、エル・グレコ、ゴーギャン、ロダンなどの作品を購入した。

その行きと帰りにエジプトに立ち寄りカイロ、ギザのピラミッドなどを訪れ、非常に感銘を受けた。1923年3月の復路では、カイロ、ギザのほかルクソールなどにも訪れている。 この時、児島は骨董店などをめぐり、エジプト古美術を収集した。


「児島虎次郎記念館・オリエント室」には、この時に購入されたエジプト・オリエント美術のコレクションが展示されていた。

現在は、世界中の国が文化財の持ち出しを禁止にしている。

した大量の品々を持ち出すことが出来た。

 
 
 

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