シトラスパーク瀬戸田
- とよっチ
- 2020年8月11日
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そもそもの発端は、向島・因島と共にこの地域の主要産業で不況を受けやすい造船業に代わる新たな産業として観光業に着目し、広島県により考えだされた「園芸ベルト構想」から始まる。この構想時点でしまなみ海道(生口島道路)は開通前で、向島に洋ランセンター、因島にフラワーセンターが開園し、そして1991年生口橋完成により本州から生口島まで繋がることになった。

つまり、県による園芸ベルト構想最後の施設として、そして瀬戸田町による観光振興事業および農業活性化、更にしまなみ海道整備の関連事業として、1998年3月日本初の柑橘類のテーマパーク「シトラスパーク瀬戸田」が開園した。当初運営は県・町そして内海造船の第三セクターである(株)シトラスパークによるものであった。

翌1999年しまなみ海道が繋がったことから、島は観光ブームに湧き、シトラスパークもこの年に年間最大で約52万人が訪れている。当時は有料であり、中心施設であるシトラスパビリオンなどに約500種の柑橘類を収集、瀬戸内海の遠景を楽しめる施設であった。2001年かおり風景100選に選ばれている。
ただ一過性のしまなみ観光バブルが弾けると来園者数も減ったことから2003年(株)シトラスパークは経営に行き詰まり解散、2004年から瀬戸田町運営の無料施設となった。そして市町村合併のより2006年から尾道市が運営することになり、こうした中で年間入園数は2014年度時点で約5万人までに減り、さらに施設の維持管理の問題から、市は休廃園を考えていた。そこへしまなみ海道で徐々に興るサイクリングブームの中で、市はここを「健康」をテーマとした公園としてリニューアルすることを決め、それに合わせ県が保有する敷地部分を市に無償譲渡されることになった。

かんきつの産地瀬戸田町でシトラスを収集した展示パークです。 香りの館やシトラスパビリオンなどを見ることが出来 レモンの花が咲く時期にまた行ってみたいですね。
折り畳み可能なミニベロです。このバイクがあれば、キミはモテモテです。
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