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クロスバイクって、何のクロス?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によりソーシャルディスタンスの確保が叫ばれるなかで、サイクリングや自転車通勤が注目を集めています。「3密」への恐怖を繰り返し唱えられながら1カ月余りの自粛生活を送った私たちは、今や満員電車そのものに、本能的な恐怖を抱くようになってしまいました。


そんな自転車通勤をこれから始めたい皆さんに贈るのが今回のシリーズ。第1回のテーマは「自転車はどんな種類が適しているのか」ですが、タイトルにも書いてある通り、クロスバイクがオススメなのです。


クロスバイクとはMTB(マウンテンバイク)とロードバイクが「クロスオーバー」したジャンルのバイクとして誕生したものです。スポーツ自転車界隈で「クロス」という言葉は「シクロクロス」や「MTBクロスカントリー」といったものもありますが、クロスバイクのクロスは全く違う由来となります。


元々は1990年前後のMTBブームの最中に誕生。MTBのフラットバーや立ち気味の乗車姿勢といった乗りやすさはそのままに、ホイールを舗装路に適した700C(27インチ)を採用して、タイヤも少し細身のスリックやセミスリックにした、というのがクロスバイクのあらましです。MTBの乗りやすさと、ロードバイクの軽快性を合わせ持ったのがクロスバイク、というわけです。MTBがいったん低調となった後もジャンルとして定着し、いまやスポーツバイク市場の裾野を支える存在になっています。


自転車通勤をしたい人にクロスバイクがオススメな理由は、色々あります。まず、公共交通機関の代わりに自転車を選ぶというのであれば、恐らく片道1〜2kmの短い距離ではないでしょうから、ママチャリ(シティサイクル)より走行性能の高いスポーツバイクがオススメです。


そして道路を走るのであれば、最も速いのはロードバイクですが、筆者は初心者にロードバイクはあまりオススメしません。多くの人にとってロードバイクに付いたドロップハンドルは馴染みが薄く、また、深めになる前傾姿勢を乗りこなすには、それなりの訓練や体力が必要だからです。クロスバイクであれば、ママチャリの延長線上くらいで乗り始めることができます。

バイクを買ったがや。よし、これでキミもおなごにモテるのう。わしにも紹介してくれよ。

 
 
 

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