7年かけて完成した「冷凍パン生地」の技術
- とよっチ
- 2020年11月14日
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広島発祥の人気パン屋さん、アンデルセン。その前身は「タカキベーカリー」といった。

店内を回遊し、食べたいパンをトングで挟んでトレイに載せる。
それをレジに持参して代金を払う。
全国どこでも見かける焼き立てパン屋の様式だ。
このスタイルを確立したのは、広島発祥のアンデルセンである。
2015年の集計だが、直営店で全国118店舗。
さらに海外店舗は21店展開中である。
その他、リトルマーメイドなどFC展開が372店舗、海外に19店舗展開中である。
グループ傘下の総正社員数は約1800人に膨らんでいる。
アンデルセンが成長を遂げた理由は、創業者「高木俊介」が試行錯誤をくり返して、広範な特許を取得したためであった。なかでも7年かけて完成したのが、「冷凍パン生地」の技術だ。
だが、高木はこの特許を惜しげもなく無償公開している。当時、タカキベーカリーの社長であったが、特許公開には、社員の誰もが反対したと云う。
だが高木社長は、市場を育てるためには、技術を秘匿してはならない、という信念を持っていた。
この冷凍パン生地を店舗に配送してお店で焼き上げれば良いだけ、という技術革命によって、日本全国のパン屋全体が大きく発展した歴史的な偉業である。
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